News & Column
From Atelier 布花への想い
布花への想い
私自身5歳と8歳のママとして子育て真っただ中です
妊娠中はおしゃれで穏やかな子育てを思い描いていたけど
現実はまったく違いました
部屋は恐竜やプラレールに占拠され
疲れた日はいかに料理に手を抜けるかに全力を注ぎ
学校や園からのプリントは大切なものに限っていつも無くなり
子供たちに向かって鬼になっては
自分のポンコツぶりに落ち込んでいる毎日です
でも一番大切なことは
ママが笑顔でいること と 子供が笑顔でいること なのかなと
気が付いてからとても気が楽になりました
親子で過ごせるかけがえのない時間の中にいるということを
日々の暮らしに追われているとうっかり忘れてしまいます
こうして過ごす毎日も
気が付けばあっという間に過去になってしまい
もう戻ることができない のです
たとえば記念日を家族でお祝いしてあげる
親子で姉妹でおそろいの髪飾りでお出かけしてみる
大切な節目の日を写真に残す
そんな小さなことで笑顔になったり
そこにある幸せに気づくことができたら
それこそが大きな幸せに
つながるんじゃないかなと考えるようになりました
ママが子供に残せるものはそんなに多くないのかもしれません
でも自分の中の愛された記憶はいつも
そんな嬉しくて仕方なかった記念日だったり、
それを見守る写真の中のお母さんの笑顔だったりします
笑顔で一緒に過ごした想い出が
大きくなった子供たちの背中をそっと押して
辛いときの支えになってくれるはず
記念日や親子で過ごす日々に寄り添う
布花の髪飾りで
ママと子供たちの小さな幸せが作れるかもしれない
そんな想いから 8年前
子供用の髪飾りを作り始め
ありがたいことにたくさんのご縁をいただいてきました
その中でひとつ大きな課題がありました
自分も子育てしている中で
子供が予想外の動きをすることは
嫌というほど経験していました。
壊してほしくないものに限って
ダチョウ俱楽部のキャップばりに投げたり
こぼしてほしくないものに限って
押すなよ押すなよのくだりかと思うこともしばしば
大切な日に使う髪飾りだからこそ
子供がどんなにぎゅっと握っても、投げてしまっても
壊れにくいものじゃなくては
ママは笑顔でいられないんじゃないかということ
かと言って
既成のアートフラワーでは
子供に使える大きさのものは限られていて
作りが甘かったり色が派手だったり
仕入れてから届いてみてがっかり…
ということもしばしば
そんなときに出会ったのが
アンティークの布花でした
100年以上も前に作られた布花が
今もきれいな形で
色褪せることなく残っていたのです
布花は1枚の布から花びらの形に型抜きをして
染料で染め、花芯や花びらを重ねて
一つの花の形に組み立てていく装飾品です
オリジナルのデザインであれば
子供が安心して使ってもらえる素材だけを使って
思った通りの色で作ることができる
優しい色や生地感にこだわって作りたい
そこで信頼のできる仕入先と出会い、
何度も打ち合わせを重ね、サンプルを作り直し
le petit bonheurオリジナルの布花が完成しました
Bouquet head dress は
それぞれにオリジナルの布花が使われています
ぎゅっと握ってもダチョウ倶楽部のように投げてしまっても
大抵のことでは壊れません。
また、万が一の破損があった場合にも7年間無償で補修させていただきます。
アンティークの布花のように
何年もの間、大切に使ってもらい
大人になるまで
そしてさらに受け継いで…
たくさんの幸せな想い出を刻みながら
使ってもらえることを想像すると本当に幸せです